イベント車というのは、通常のクルマとは違い少し目立つカラーリングを施したり、ボディにそのイベントの広告を描いたりしてイベントそのものを盛り上げる役割があります。ただそのカラーリングや広告を塗料でペイントしてしまうと、次のイベントのときに使うことができなくなってしまうので、最近はラッピングという特殊な技術を用いてイベント車にカラーリングや宣伝広告をのせるようにしています。イベント車のラッピングというのは、薄くて伸縮性や柔軟性がある特殊フィルムをクルマのボディに貼っていくことを言いますが、その特殊なフィルムに自由に印刷することができるため、好きなカラーリングや広告を印刷することができるというのが大きなメリットとなっています。もちろん筆のペイントでは真似することができないような写真印刷もとても美しく仕上がります。
このようなクルマのラッピング技術が確立されてから、イベント車だけでなく社用車の広告や、また個人のクルマでもボディのカラーをラッピングで変えたり、痛車と呼ばれるアニメのキャラクターを描いてオリジナル性の高い愛車に仕上げる人たちも大勢います。このラッピングは専門店に依頼して行うことができますが、その際にはどのようなデザインにするかを入念に話し合うことが大切です。パソコンで完成図を作成すれば、イメージを膨らませていくことができるでしょう。フィルムは簡単に剥がすこともできますので、売却時に価値が下がることもありません。